私の中の小さな私に出会った

ヒプノセラピーを受けてきた。

弟に嫉妬する私に出会う

その中で出会った私は、お父さんお母さんの間に見える、2人の手を繋いだ弟を見ながら、寂しそうに一人、たたずんでいた。

自分から伸びた影を、寂しそうに見つめていた。
孤独な私。

あの場所は私の場所だったのに。
あそこにいたいのに。
そう思いながら叫ぶ「お姉ちゃんやめたい!」の言葉。

母が私を見ながら「お姉ちゃんでしょ」と言っている。
その中の私は、言いたいことが言えなかった。

思わず、「私を見て!」と、言っていた。

お母さん、私を見て!
だっこしてよ!
さみしい。

わがまま言えなかった(いや、十分言っていたと思うけど、自分なりに我慢していた)私は、弟のめんどうを見ることで、お姉さんになることで、目を向けられていた。

そういうことではなく、私そのままの姿を見てほしかった、認めてほしかったんだなと。

そして、そのことをその場で言えることで、その中のお母さんは、私を抱き締めてくれた。

私は、自分で自分の言いたいことを圧し殺してしまったんだと、今ならわかる。

聞いてくれなかったんじゃない。
そのときは、聞いてもらえない気がして言えなかったんだ。

そのとき、その中の私を抱き締めてくれた母の温もりが、今でもある。

そして、とてもとても幸せな、嬉しいという感覚に包まれた。

ヒプノセラピーで見つけた私自身を、抱き締めたくなって、抱き締めたら、くすぐったそうに、照れ臭そうにはにかんでいる。

そして、それが息子と重なる。

息子みたい。
かわいくて、あの笑顔が素晴らしい彼に、非常に会いたくなった。

私の腕の中で、安心しきってケラケラ笑っている息子のような私を見ながら、私の中にも安心があることに気付く。

頼って、求めて大丈夫

そんな、笑顔のまぶしい私が伝えてきたメッセージ。

それは、

「大丈夫だよ。」
「言いたいこと言っても大丈夫だよ。」
「旦那さんを信じて」
「そのまんまで大丈夫だから。」
「信じていいよ。」
「求めてもいいよ」
「求めたらちゃんと来るから」

こんなメッセージ。

そして、ああ、旦那さんを選んだ私。
素晴らしい旦那さんを選んで、旦那さんのこと、好きすぎるのは、私なんだと、今更ながら思った。

素晴らしい息子と、旦那さん、そして娘に囲まれて、私は幸せなんだと、はっきりと思えた。

そして、セラピーが終わったあと、旦那さんに電話で伝えたくて仕方がなくて、旦那さんに「大好き」と、伝えた。

伝えながら、とても嬉しくて仕方なかった。
顔が自分でもニヤニヤしているのがわかるくらい。

自分の中を統合するためのセラピー

ヒプノセラピー。
それは、私の中から、答えが出てくる。
私には、誰かに教えてもらうよりも、合うのだ。

私が、私自身で見つけた答え。
それに、同調し、より統合していく。
そんな作業だと、ヒプノセラピーのことを思う。

今後も続けていくことを決めたので、今後の経過が楽しみだ。