自分のことは頭で考えていてもわからない
やってよかったNLP勉強会
昨日は二人で勉強会をやった。
実は、旦那さんはNLPのトレーナーの資格をもっている。
かねてから、学び直したいと思っていたけれど、遠方にしか学べるところがなく。
なかなか学びに行けなかったのだ。
で、考えたのが「あれ?近くにいるやん。教えてくれる人が!」ということだ。
でもでも、旦那さんには平日仕事があるし、なかなか実現しなかった。
旦那さんに遠慮してたこともあり。
でもでも、こんなに身近に教えてくれる人がいるのに!
使わない手はないじゃない!ということで、時間を作ってもらって旦那さんに教えてもらうことに。
メタモデルは自分の思い込みに気づける
まず結論を言うと、人が見ている世界は思い込んだことで見えているということ。
その思い込みがうまく機能するときと機能しないときがあるというだけだったんだと気付いたということ。
前回の記事に書いたことにも共通するところがある。
今回扱ったのは「メタモデル」。
メタモデルってなに?って一言で言うと・・・
私はこう捉えている。
- 自分の思考をより具体的に明確にする質問
- 自分の思考のくせに気づく質問
- 自分の新たな思考の再構築に使える質問
例えば私は、私のことを「感情的な人間だ」と思っている。
そこに
「なぜ?」
「何によってそう感じるの?」
「いつそのように感じるの?」
「誰といるときにそうなるの?」
「自分が感情的な人間だと何が起こるの?」
「いつからそう思うようになったの?」
「どういった点からそう感じたの?」
「あなたのどういうところがそうさせているの?」
などと質問をされる。
すると、自分がそのことに対してどのように捉えているのかがはっきりとわかる。
そして、結果「で、どうしたいの?」にたどり着く。
質問の返事を踏まえて、私の例をここに書いておく。
課題は自分が自分を卑下するところにある
- 「なぜあなたは自分を感情的だと思うの?」
だって、私、いつも怒鳴っちゃうの。
息子のことをいつも怒ってて。
怒鳴ってる自分の声を聞くとだめだ〜って思っちゃうの。 - 「どのようにしてそう感じるの?」
息子を怒っている声を自分が聞いてから、が〜んって落ち込むんだ。
息子を怒ってる時はめっちゃ明るく、激しい感じに景色が見えているんだ。
はっきりくっきり!!みたいにね。そうそう、ピカソみたいな感じ?笑
でも、あ〜やっちゃった〜って落ち込んだ時には、もう、目の前真っ暗みたいな。
その落差を感じる時に「あ〜私って感情的だからうまく行かないんだ」って思う。 - 「いつそのように感じるの?」
息子がわ〜って叫んでいる時(多分楽しんでいるんだけど)に「ぎゃ〜!!!うるさい!!!」って私が叫ぶとか。
娘が「わ〜」って泣いている時に「うるさい!泣くな!」って怒鳴っちゃうとか。
怒鳴った後に「あ〜自分って感情的だからだめなんだな〜」って自分を責めちゃう。 - 「誰といる時にそう感じるの?」
そりゃ、息子とでしょ。
あ、娘と一緒にいるときもたまにあるかな。
あ、子どもたちだけじゃなくて旦那にもあるか。 - 「自分が感情的な人間だとどうなっちゃうと思っているの?」
そうだな〜
外面的に見えてる自分とそうでない自分が分離してて辛い。
私自身が外面良子さんだから、そのギャップに押し潰されそうになる。
だって、私、本当はイライラしてるんだよ?
「怒ることなんてないんじゃない?優しいし。」なんて言われると、「息子には怒ってばっかりで…悩んでるんだ」って言うのが最近はつらい。
私はだめな人間だって、認めるようで。
※ここで、ダメな人間はダメだって思ってることにも気付いたけど。
あと、子供に悪影響が出てしまうんじゃないかって怖い。
こんだけ怒鳴ったり叩いたりしてると、傷が残りそうだとか。
頭ではわかってる。そんなのは相手が選ぶことだって。
傷として捉えるかどうかを選ぶのは相手だってわかってるけど。
でも、止められない。
で、家族の雰囲気が悪くなって、いや〜な感じになって。
このいや〜な感じになるのがいや。
だって、自分が悪いって言われているようなもんでしょ??
「あ〜また怒鳴ってるよ。」
「怒鳴って場の雰囲気を壊した。」
「いや〜な空気にしたのはお前だろ!」
あ〜また怒られる。
怒られることを想像してる。 - 「いつからそう思うようになったの?」
小さい頃かな。
あんまし具体的に覚えてないな。
私が母に怒られる時に、いや〜な感じが残ってて。
こう言う風にいや〜な感じになるの、嫌だな〜って思ってたのに。
今、ついやっちゃってるよね。
同じこと。
※「つい」やっちゃってることはやめられる参照 - 「どういった点についてそう思うの?」
ん〜雰囲気?
感じる雰囲気?
あ、あと、「お前が悪い」って母に言われてた気がする。
そう言ういや〜な感じになると母の声が聞こえてくる気がするんだ。
「怒鳴った自分が悪いんでしょ!」みたいな。 - 「それはどのようにしてわかるの?」
どのようにしてわかるか?
だって、聞こえてくる気がするんだもの。
気がするの。
こう、右後ろから声がね。
聞こえる気がするの。
って、今、思い出すと母が後ろの方から「史子〜〜〜!!!!」って怒鳴ってるのが聞こえてくる笑
そう、その怒号を聞いて、笑ってる笑
私、笑ってるわ。
※このあたりから、少しメタモデルから逸れていってる。
でも、このまま少しいってみよう。 - 「怒鳴ってるのが聞こえてきて、それに対して笑っているのね?」
うん。そう。
笑ってるよ。
だって、笑えない?
わけわからないことで怒鳴ってるんだよ?
なんでそんなわけわからんことで怒鳴ってんの?
呆れるわ〜
って、笑える。あはは笑 - 「笑えるのは、なぜ?」
母さんを見下してるから〜
母さんが自分より低い存在だって思ってる!!
母さんが怒鳴る=私は母さんより上なのよ。ふ!って、母さんを見下してきたってこと。
で、さらに怒られるみたいな笑
母さんより上だと思ってるのに
「ばか!」
「うるさいよ!」
「お前は○○だからダメなんだよ」
なんて言われ続けたら、自分ダメなんじゃないかな?って思うよね〜
繰り返しで刷り込んじゃったみたい笑
で、今、私が息子を怒鳴るのは「自分を見下したいから」なんだってわかった〜
娘や旦那にもおんなじ〜
見下してれば、「そんなやつにどうせなんにもできないでしょ!」って制限かけるし、信じられないし。
自分で自分に制限をかけたいときに怒鳴ってるんだ!!
だって、そういう「だめな自分」と思ってれば何もしなくてすむでしょ。
で、行動しないで「こういうことしたんだけどな〜」って言ってれば誰かがやってくれちゃうでしょ。
まあ、やってくれなくても、誰かがやってくれるまで待ってるみたいな。
そうだそうだ、だから現実が動かなくて、やきもきして変なことになるんだ〜笑
って、ここまでの質問をしてみて、5分くらい。
- 私は怒鳴ることで自分を卑下していた
- できない自分で居続けるために怒鳴ってた
- 自分に「やらない口実」を与えて「やらなくていい環境」を整えていた
- 安心、安全な枠組みを作っていた
- 出なければ安全、出なければ安心な居場所を作ってた
そうだなぁ。
私の中で、怒鳴っていることはメリットがあったわけ。
そこに気付いた。
動かなくてすむ。人にやってもらえる。
理由がわかったからどうこうというわけではないが、まず、そこが明確になった。
ここからがコーチングの番
メタモデルをやっていたら出てきた「自分が進まなくてすむ」とか卑下する自分がわかったところで。
ここからがコーチングの番なんだ。
で、それがわかったところで、どえしたいの?ということ。
自分で自分を卑下する。
人より劣っていることを自分に課している。
そういう自分であることがわかって、それをどうしたいのか?ということ。
それを考える質問があるのだけれど、それはまた次回書いていこう。
私は私のことをよく知らない
人は自分がどう思っているのかを正確にはわかっていないんだということが、今回のことでわかった。
ということは、もっともっと注意深く自分と対話することで、より自分を「使いこなせる」ようになるんだろうなと思う。
そのための勉強会なのだと、私は思う。
私が私を知るための勉強会。
次はどんな自分に出会えるのだろうか。
楽しみである。
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