4歳息子との認識の違いにびっくりする

カウンセリング勉強会その後。

少し息子のことが理解できた瞬間があって嬉しくなったことをここに書いておく。

まずは自分の行動を変えてみる

息子との会話でのこと。

息子は本当に話したいことがたくさんある人だ。
とにかくマシンガントークのように話をする。

今日は、息子は寝ることができずにゴロゴロ布団でしていた。

いつものように(いつもなんかい!って突っ込みは置いておいて笑)怒った。

「眠れないなら寝なくていい!」
「喉乾いたとか水飲んだらおしっこに起きることになるやろ!」
「もそもそ動くな!」
「じっとして寝ろ!」

でも、こんな言葉をかけてても、息子は眠らない。
眠らないどころか、どたばたと起きたり寝転がったりを繰り返す。

これは私の関わりかたがいけないか?と、少しアプローチ方法を変えてみた。

息子のそばへ

まずは、息子のそばへ行って抱き締めながら話を聞いてみた。

いつもだと、息子と私の間には娘が寝ている。
そして、私は添い乳をしているため、娘から離れることができない。
だから、息子のところへ行くことはできないのだ。

しかし、今日は娘が先に眠りについた。
おかげで、息子のところへ行ける。

ということで、私は息子を腕枕をしながら話を聞いた。

とにかく話を聞く

いつもなら、話を聞くとなると途中でいやになるのだ。
なぜなら、本当にわけがわからない話がぽんぽこ出てくるから。

息子が話したいことと、私が聞きたいことが合わないみたいな。

そういうことは、人間誰しもあるのだが、あまりにも息子には多い!と思っていた。

何が彼の中で起こっているのか?とわかろうとしてみた。

本質から意識が飛ぶ

最初に話を聞いていたのは「イライラする」ということにたいして。

以前、私がイライラすると話をしたら、息子は「そのイライラ受け取ってあげる。」と返してきたことがある。

そのときの話をはじめ、今日も受け取ったんだよ。と話す。
そうかぁ。受け取ってくれたんだ。と話を聞いていたら…

突然、水道の蛇口の話に話が変わってしまった。

私はさっきまでのイライラの話と何か繋がりがあるんだろうと考える。
というのも、今まで話をしていたのがイライラについてだったからだ。

大人であれば、その関係の話が終わるまでは他の話にいかない。
もしくは、話題を変える場合は「全く話変わるけどさぁ」と前置きがあると私は思っていた。

だから、当然、息子もそのようにできるだろうと、思ってしまっていたのだ。
※あとからわかることだが笑

息子の本当に話したいことはなんだろう?

結局、そのあとしばらく話を聞いていても話が噛み合わない。
なんだろう?この噛み合わなさは。
そう思って、確認してみた。

私「あのさ、ちょっと聞きたいんやけどさ。」
私「さっきまでイライラについての話をしてたやん?」
私「で、今は蛇口の話をしてるやろ?」
私「それって、イライラの話と蛇口の話は何か繋がってるの?」

すると息子はなおも、蛇口の話を続ける。

私の聞きたいことが伝わってないんだと解釈した。
だから、言い方を変えた。

私「あのさ、さっきまでイライラについての話をしてたやん?」
※ここまでは一緒
私「で、蛇口の話になったやん?」
私「イライラするのと蛇口は何か繋がってるの?」

もうね、私のボキャブラリーのなさを呪うけど笑
少しだけ、言い方を変えただけだ。

だけど、息子はわかったみたい。

息子「何も繋がってないよ~」

あら、何も繋がってなかったのか。

で、繋がってないってことは、なぜその話が出てきたのか聞いてみた。

私「ねえ、さっきまでイライラについての話をしてたやん?」
私「で、急に蛇口の話になったやん?」
私「なぜ蛇口の話が出てきたの?」
息子「え?知らないやろうなと思って!」

自信満々に言う息子に少し笑ってしまった笑

で、イライラの話と蛇口の話、どっちの話をしたいのか聞いてみた。

私「あのさ、イライラの話と蛇口の話があったけど、どっちの話をしたいの?」
息子「イライラの話」
私「イライラの話がしたいんや。」
私「じゃあ、蛇口の話を思い付いたときには
「蛇口の話思い付いたけど、後で話すね」って、言ってくれるかな?」
「そしたら、その話が聞きたかったら「なになに?」ってお母さんが言うから。」
私「急に話を変えてしまうと、話がわけわからんくて聞きたくなくなってしまうからさ。」息子「わかった」

そんなやりとりをした。

イメージしたものに引っ張られる

その後、しばらくはまたイライラすることについての話をした。

以前、イライラは風船みたいなものなんやと話をしたことがあり。
それを思い出して話をしてきた。

しばらく風船になぞらえたイライラの例え話をしていた。
しかし、今度は風船そのものの話がはじまった。
はじまったところで理解したことがある。

それはイメージしたことに話が飛んでいくんだということ。

さっきまでイライラすることをイメージしていたのだが、風船の話になったら風船そのものの話になった。
風船のイメージに引っ張られて、風船のことしか思い浮かばなくなったのだ。

まるで、連想ゲームをしているようだが。

イライラする=風船のようだ。
風船=パーンと破裂する。
パーンと破裂する=釘をさして破裂させる

などなど。

こんな風にして彼の話は移り変わっていったのだが。

とにかくここでやっと気付いた。

イメージしたものに引っ張られるのだ。

ちょうどこんな状態に似ているのではないだろうか。
あれやろうと思ってやりはじめたら、別のことが気になって、そっちに気がいかく。
別のことを終えた頃には、始めにやろうとしてた「あれ」をすっかり忘れてしまうという。

認識が違うといけないので、聞いてみた。

私「ちょっと待って、今、何の話をしてるっけ?」
息子「風船をパーンて割る話」
私「じゃあ、風船とイライラの話は繋がってるの?」
息子「ああ、繋がってないよ!」
息子「そっか、風船の話は後でするね!」

おお、息子よ、自分でさっき言ったことが理解できてるじゃないか!
すごい!!

と思いながら、話を聞いた。

相手が話しきれていないことは何?

いつも息子は伝えてないことがたくさんあるのだと思う。
色々なことがいつも頭の中にあって、言葉には出しきれていないのだと思う。

さっきの話で言えば、急に思い付いたことがあって、当たり前に相手も同じものを見ていると思っている。とか。

息子はというか、子どもはと言ってもいいのかもしれないけれど。
いや、人はだいたいそんなもんだと。

自分が見ているものやことについて、思っていることはたくさんあるが、言葉には表しきれていないんだと思った方がいいかもしれないということだ。

息子や旦那さん、身近な友人など全ての人と関わるときにはこう考えるようにしよう。

相手が話しきれていないことが何かあるかもしれないと。

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